渋谷から代官山への丘の上に、それは大切に残されていた。この広大な土地は元々、外国人向けの高級住宅のあった場所。 ここにあった豊かな樹木、そして趣のある石垣にこの土地の記憶が残されている。 その石垣は、ここに生まれる新しい住まいのゲートとして受け継がれる。 この場所を見守り続け、そしていま新たな住み手を迎え入れてくれる。
どんなに時代が進んでも、人は自然に恋いこがれる。都会に暮らすからこそ、住まいのそばには緑がほしい。 圧倒的なスケールが持つプライベート空間である中庭。 ここにいるだけで、自然が人に与えてくれる大いなる力を感じることができるだろう。 ここに住まう方々だけが知る、至高の時間がここに流れる。
その美しい外観は、荘厳ともいえる姿で植栽がつくる森に溶け込む。 ゲートからエントランスまでの長さ約60mのアプローチは様々な樹木の織りなす街路樹となって人を導く。 中庭は住む方だけが享受できるプライベート空間。それは、圧倒的なスケールを持つ“森の中の森”である。 ヤマザクラ、クロマツなどを配し、2列の並木を形づくっている。 四季の移り変わりが楽しめる癒しの空間がそこにある。